葬儀・葬式

【献花と供花の違いはわかりますか?】これを見れば理解できる

葬儀の行事の中で行われる「献花」。
耳にはするものですが何のために花を手向け、いつの時代からこのようなことをしていたのかということまでは考えたこともないでしょう。

献花の歴史は役割や意味や作法などただを知っているよりもさらに奥の深いことがあります。

そこで今回は現代の献花の役割って?供花との違いや献花の歴史についてご紹介させていただきます。

この記事を読めば献花についての知識を高めることができ、実際葬儀のときにより気持ちを込めて献花をすることができるようになるでしょう。

葬儀での献花とは

そもそも献花とは何なのでしょうか?
献花と言えば葬儀で花を手向ける行事の1つであることは分かりますが「献花の意味」まではあまり考えたことがないことかと思います。

献花というのは葬儀で故人を弔う気持ちを表すためのものです。

葬儀で献花を行うとき、故人に対して一人1本ずつ参列者が気持ちを込めて捧げるものです。

似たような言葉で「供花」というものもあります。
この供花も同じようにお悔やみの気持ちを表すという意味もあります。
しかしどちらかと言えば「飾り用」という意味があるため、棺が安置されている祭壇などに飾るのが一般的となっています。

このように一見同じ意味を持ちそうですが1本ずつ手向け弔う気持ちを表すのが「献花」、祭壇に飾る花が「供花」ということですからきちんと区別をしておかなくてはいけません。

葬儀での献花はいつからあったの?

人が亡くなり、祈りを込めて花を飾ったり捧げるという行いは現代の葬儀だけでなく宗教や民族、国境を超えて数万年も前から行われていたと言われています。

1950年頃にはイラクのシャニダール洞窟遺跡からネアンデルタール人の集団の遺体が発見されています。

ネアンデルタール人は約40万年前に出現し、2万数千年前頃に絶滅をしたと言われるヒト属の一種です。

この集団で発見をされたという遺体というものはすべてが丁寧に埋葬されていたことから、ネアンデルタール人にも死者へ気持ちを込めて葬る習慣があったということが判明しました。

そのときに大きな話題ともなったのが「献花がされていた」ということ。
当時こそ献花とは言わなかったでしょうが、このネアンデルタール人の遺体が見つかったときに幼児のものもありました。
そこには花が供えられていた形跡があったというのです。

約5万年前の遺跡ですから、花の形跡はありませんでしたがネアンデルタール人の骨格の周辺の土をラルフソレッキか調査をしたところ少なくとも8種類の白・青・ピンクなどの鮮やかな花だったと予測される「花弁や花粉」が含まれていたことが判明。

・動物がたまたま運んできたのではないか
・風によって花粉が運ばれたのではないか
などという議論も起こったということで、はっきりとした結果はでていないということですが洞窟の入り口から遠いということもあり、ネアンデルタール人が仲間の遺体に花を献花したという説が有力だと言われています。

これを踏まえれば数万年前の地点では既に葬儀や献花という名前こそなかったものの、故人を偲んで花を捧げらる習慣があったと言っても過言ではないでしょう。

当時の花を供える意図は?

では、本当に数万年前にも故人を偲んで花を捧げる献花を行っていたのでしょうか?

実は当時の献花には他にも役割があったのではないかと言われています。
それは
・遺体を腐敗させないため
・動物を近寄らせないようにするため
だったのではないかということです。

もともと遺体に添えられていた花には「薬効」のあるものです。
これには遺体の腐敗を防ぐ役割や、土葬が主流だった時代に動物が掘り起こして荒らしてしまうこと防ぐ役割で用いられていたという説があります。

しかし何度でも再生をする花や木々の生命力を、新生を願うために死者に花を手向けていたのかもしれませんね。

現代での葬儀における献花の役割

故人に対して花を1本ずつ捧げる「献花」。
これは葬儀での焼香と同じ役割で「故人にお別れの気持ちを伝えるため」に祭壇へと備えたり、棺の中へお供えをします。

一般的な仏式の葬儀では焼香が行われるので献花は見かけませんが
・キリスト教式
・無宗教形式
の葬儀などで献花を行います。

まとめ

献花は葬儀で故人にお別れの気持ちを伝えるために祭壇へと備えたり、棺の中へお供えをするものです。
現代の葬儀だけでなく、ネアンデルタール人の遺体からも花粉や花弁が発見をされていることから数万年代には既に亡くなった人を偲んで献花をする習慣があったのかもしれません。
献花の歴史はここまでも深いのです。

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